ゆとり日記

心にゆとりを持って生きたいプログラマーの雑記です。気が向いたら書きます。

WebRTCを効率的にキャッチアップする

仕事でWebRTCを使うことになり、この一週間くらいはキャッチアップに勤しんでました。 ベースとなる知識の習得と、最新動向を知るためのアプローチについてブログに書いておきます。

まず大事なこと

最初のうちは、古い情報を見ないようにしましょう。 WebRTCは変化が早い技術なので、ブラウザの対応状況や最新仕様は頻繁に変わっていきます。前提知識がない状態で古い情報にアクセスすると、その情報が今も使える知識なのか判断できずに混乱してしまいます。

WebRTCで有名な人や企業を探す

WebRTCに限った話ではないが、業界の最先端でいる人や企業を探して最新動向を入手しやすくしよう。

すぐに思い浮かんだ企業はこちらの2社。

個人単位ではこの辺りの方達をフォローした。

参考に出来る資料を探す

W3Cの資料読めばいいっちゃいいんですが、網羅的に書かれた説明を読んだり聞いたりもしたいところです。 なので、udemyで動画講座を探したり、O'Reillyで参考書籍を探してみましょう。

動画

Udemyは講座がそもそもあまり無かったり、最終更新日が古いものも混ざっていて参考にできそうなものはなかった。 Youtubeで過去に開催された「HTML5 Conference」や「WebRTC Meetup Tokyo」の録画を見ることは可能だった。

youtu.be

youtu.be

書籍

色々漁ってみたが、参考にできたのはReal World HTTPハイパフォーマンス・ブラウザネットワーキングの2冊。

「Real World HTTP」で大まかな概論とユースケースを理解して、「ハイパフォーマンス・ブラウザネットワーキング」でWebRTCのプロトコルの詳細を理解するようにすれば、学習がスムーズに進むかもしれません。

「ハイパフォーマンス・ブラウザネットワーキング」ではWebRTCを支えるプロトコルであるUDPについても詳しく解説されているので、予備知識に不安がある人は知識を補っておくとベター。

実際に作って練習する

概論を読んだだけだとイメージが湧かないので、チュートリアル的なものをこなしてみると良い。

SkyWayは有料のプラットフォームだが、開発用アカウントを作ると無料枠があるので、そちらで動きを試すのがオススメ。 WebRTCに必要なサーバ(シグナリングサーバーやTURNサーバー)も用意されているので、手早く試せる。

まとめ

簡単ですが、自分が調べたりやってみたことを纏めてみました。 僕と同じく、これからWebRTCに入門しようとしている人の道標になってくれれば幸いです。