ゆとり日記

心にゆとりを持って生きたいプログラマーの雑記です。気が向いたら書きます。

休日の勉強に対して思うこと

「エンジニアは土日も勉強すべきか」という話題をSNSで見る機会があったので、思うところを書いた。

私の結論としては、個人の環境や立場において成果を出せているなら、その人が勉強するかしないかは自由だと思う。組織の一員として、期待される成果を達成しているならそれでいい。フリーランス個人事業主の場合、契約先の期待を満たすか、それを超える成果を提供していれば、その人の仕事に問題はないと考える。

勉強そのものはあくまで手段であり、目的ではないということを忘れてはいけない。学生時代、勉強時間の多さが成績や受験での評価に直結しないのと同様で、仕事においても、評価の基準は努力の量ではなく成果である。目標とする成果に至る過程で知識や技術の不足を感じたら、その際に勉強をするのが適切だと思う。

一方で、目的ではなく単純な興味がモチベーションとなる勉強にも意味があると考えている。別の形、思わぬ形で役立つことがあり得るからだ。たとえば、経営や営業に直接関わっていなくても関連書籍を読むことや、普段使用していないプログラミング言語での競技プログラミングへの挑戦してみるのはどうだろう。これにより、自分の専門領域以外の知識や思考法に触れ、新しいアイディアや技術の応用が生まれる可能性があるかもしれない。

「目的を達成するための勉強」「目的に結びつくか分からない、興味・関心による勉強」の両軸で勉強という行為を捉えて、各々の目的や興味・関心を大事にできればそれでいいと思う。